最近おもうこと。

だいぶ間があいてしまった。
その間に息子は3回食になり、ハイハイができるようになり、つかまり立ち、つたい歩きができるようになった。
はーい!やバイバイ、パチパチもできる。
ご飯あとのごちそうさまもしてくれる。
発達がほんとにめざましい。

息子は本当によく食べる。
嫌いなものもないし、べーっともほとんどしないし、食べムラもなく、ほぼ100%完食してくれる。
作りがいがあるし、離乳食に関してのストレスはほとんどない。

こんなとき、「わたしの献立がよかったのかな」と思いがちで、危なくなる。
食べないと悩んでいるママさんにアドバイスしそうになって、口をつぐむ。

息子がよく食べてくれるのは、息子の特性によるものだ。
私がどうこうというものではない。

だって、食べない子のお母さんもわたしと同じくらいかそれ以上にいろいろ工夫しているから。

育児でなにかうまく行ったとき、それを自分の功績にして、他人にその経験を押し付けそうになってしまう。
でも、それはほんとうによくない。
優劣なんてない。
これだけは気を付けないとなと、すごく思う。

育児を始めてから不思議に思うことがたくさんあって。
そのひとつが、実際に研究をしていたわけでもない普通の育児経験者が、成功体験を語ったり悩み相談を受けるようなケースが多々あること。
おばあちゃんの知恵袋的なやつなら全然いいのだけど、普通のおばちゃんが育児論を語るセミナー?みいなのがたまにあって、しかもその持論がただひとつの正解だと思っていること。

セミナーとか大それたものではなくても、身近な人(例えば実母や義母)が自分の成功体験をただひとつの正解だとして、アドバイスしてくること。

わたしの夫は教育学を専門に研究をしているのだけど、「教育は誰しもが受けたことがあるから、舐められていて、研究をしてもいない教育学者でもない人が教育論を語ることも多い」と言っていて、同じだなと思った。

自分の成功体験が誰かの役に立つならうれしいけれど、それはあくまで求められたときのみに伝えるべきであり、しかもそれは正解のほんのひとつに過ぎないことを自覚するのを忘れてはいけないなと思う。

育児なんて正解がほんとにわからない世界だからなおさらだ。